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目次
レヴォーグの概要
スバル レヴォーグは2013年に登場したステーションワゴンで、それまで販売されていたレガシィツーリングワゴンの実質的な後継モデルとなります。
レガシィツーリングワゴンからレヴォーグへと一新した主な理由としては、レガシィが主要市場であるアメリカを意識してモデルチェンジを重ねるごとにボディサイズを拡大したことで日本で使用するには大きくなり過ぎたことがあります。
その為、レヴォーグは日本の道路事情と取り回しを重視した日本国内専用車として開発することにより、レガシィツーリングワゴンよりも全長を100mm短縮し、全高を70mm低くなっています。
また、国内専用車となったことでインテリアデザインや質感の大幅な向上が行われており、レヴォーグでは手のひらの収まりの良い太さや形状でスポーティーなステアリングや、心地よいホールド感があり高級感のある素材を使用したシートを採用するなど細部にまで拘ったデザインとなっています。
当初は日本国内専用車となっていましたがヨーロッパではステーションワゴンの人気が高いこともあり、2015年に開催されたジュネーヴモーターショーを皮切りに販売が開始され、今では香港や台湾、シンガポール、フィリピンなどでも販売されています。
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レヴォーグの特徴(長所・短所)
レヴォーグは世界戦略車となったレガシィツーリングワゴンに変わって、日本国内での販売を主軸に置いて開発された車です。今回はレヴォーグの長所・短所について紹介します。
長所1 絶妙なボディサイズと低重心化
レヴォーグは最近では珍しい国内専用車として開発されたこともあり、先代モデルにあたるレガシィツーリングワゴンからサイズダウンが実施されました。その為、取り回しが非常に良くなり、低い全高と水平対向エンジンが相まって低重心化が図られています。
長所2 広大なラゲッジスペース
レヴォーグには1980年代からスポーツワゴンを作り続けているスバルの様々なノウハウを活かすことにより、スポーツワゴンとして高い運動性能を実現しながら552Lという荷室容量を確保しています。これはアウディA6の565LやメルセデスベンツEクラスの531Lなどレヴォーグより車格が上回る車両並みの容量となっています。
短所1 後部座席が狭い
レヴォーグはレガシィツーリングワゴンから全長が100mm近く短縮化されていますが、そのしわ寄せを最も受けているのが後部座席となっています。その為、大柄が男性が座った場合には膝が前席についてしまいそうになり窮屈に感じる場合があります。
短所2 乗り心地が固い
これはスバル車全般に言えることですが、特にレヴォーグはスポーティさを重要な要素としているので普段の街乗り程度だと乗り心地が固いと感じる人が多いでしょう。
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レヴォーグの口コミ
レヴォーグに乗った印象はステーションワゴンの皮を被ったスポーツカーというものです。特に上位モデルとなる2.0GT-Sは300馬力を発揮する排気量2.0L水平対向4気筒ターボエンジンが搭載されており、300馬力という強大なパワーを常時全輪駆動によって無駄なく地面に伝える高性能モデルとなっています。その為、本当はスポーツカーに乗りたいけど家庭の都合により、ラゲッジルームが広く使い勝手に優れた車を購入する必要がある人にもオススメすることが出来る車だと思います。
そんなレヴォーグですが気になる点としては、スポーツ性能を重視していることで高速域での安定性を第一に考えており、街乗りのような普段の運転では乗り心地が固く感じられる点や、運転席周りのスイッチ類が実用性のみを重視した作りや配置になっている他、インパネも基本的に黒一色となっているので価格や車格の割に色気に欠ける点があります。
レヴォーグはスバルが得意としているアイサイトを中心とした安全運転に寄与してくれる様々な装備を用意しており、スポーツカー顔負けの高い運動性能と、優れた安全性を両立させた車が欲しいと考えている人にはオススメだと思います。