スポンサーリンク
目次
アウトバックの概要
アウトバックはスバルが販売しているレガシィの派生車種となっており、レガシィツーリングワゴンをベースにして最低地上高を200mmにすることで走破性を高めたクロスオーバーSUVとなっています。
初代アウトバックは主要マーケットとなっているアメリカ市場向けに開発された車で、新開発された排気量2500cc自然吸気エンジンを搭載したレガシィをベースとして野性味ある雰囲気を与えたSUVとする為に、オールウェザータイヤや200mmのロードクリアランスによってゆったりした乗り心地にして、内外装にラギッドテイストを加えることで荒削り感があるクロスオーバーSUVとして1994年にアメリカ市場で登場しました。
日本向けには1995年に初代モデルが「レガシィ・グランドワゴン」として登場し、2代目モデルは「レガシィ・ランカスター」、3代目モデルでは「アウトバック」となり名称が世界で統一されると思われましたが、マイマーチェンジ時に「レガシィ・アウトバック」となるなど、名前の変遷が多い車種としても知られています。
現行型は2014年に登場した5代目モデルとなっており、パワートレインには先代後期モデルから採用されているエンジンを踏襲していますが、8割の部品を新設計するなどして一新した他、滑りやすい路面を走行時にエンジン・駆動力・ブレーキを統合制御するX-MODEを新たに採用するなど、クロスオーバーSUVに相応しい走行性能の向上が図られています。
スポンサーリンク
アウトバックの特徴(長所・短所)
アウトバックの特徴(長所・短所)について紹介します。
長所1 優れた乗降性
アウトバックは基本的にサイドスカートのようなエアロパーツを装着せず足さばきが楽な点が美点で、更にクロスオーバーSUVらしくフロア高が高めとなっており、腰を大きく屈めて車内に潜り込む必要が無いので乗降性に優れています。
長所2 本格的なオフロード走行を可能とするX-MODE
アウトバックの4WDシステムには本格派SUVであるフォレスターにも採用されている「X-MODE」となっています。X-MODEとはパワートレイン・4WD・横滑り防止機構を統合制御した上で、下り坂などで一定速度を保つビルディセントコントロールを加えることで、作動条件である速度40km/h以下では横や前後に滑りやすい路面でも無駄なスリップを抑えてくれます。
短所1 日本国内では持て余す可能があるボディサイズ
アウトバックのボディサイズは全長4815mm・全幅1840mm・全高1605mmとなっており、ボディサイズが比較的大柄となっています。その為、狭い路地が多い日本の道路事情を考えると、持て余す可能性があります。
短所2 チープに感じられる内装
アウトバックは日本におけるスバル車のフラッグシップモデルとなりますが、内装が全体的にプラスチック感があり高級感を感じられる部分が少なくなっています。
スポンサーリンク
アウトバックの口コミ
アウトバックの口コミについて紹介します。
アウトバックの良い口コミ
1・アウトバックのエクステリアは全体的に派手さは感じられませんが上品な雰囲気のクロスオーバーSUVとなっているので好感が持てます。また、内装に関しても高級車のようなラグジュアリーさを求めると落胆すると思いますが、実用車として捉えると機能的で無駄がなく、ダッシュボードのシボ模様も欧州車のような雰囲気を醸し出しています。
2・アウトバックはスバルのフラッグシップ的な立場の車となりますが、装備している内容やインテリア等を考えると割安な価格設定になっていると思います。確かにオプションを付けると価格は400万円を超えてくるので安くは無いですが、同等クラスの外国車はもちろん、国産車と比べてもかなりお買い得な車になっています。
アウトバックの悪い口コミ
1・アウトバックに搭載されているエンジンは2500ccとなっているのですが、車重が重いこともあって出足が重く感じられる上に、トルクがすぐに頭打ちとなる感じがします。また、振動の少なさが売りの水平対向エンジンなのに振動や騒音が想像していたよりも大きく、フラッグシップモデルらしい高級感を求めていたのでガッカリしました。