スポンサーリンク
マフラーカッターとはどんなパーツなの?
このマフラーカッターとは、マフラーの先端部分に取り付けるパーツのことです。名前のイメージから、マフラーを自分でカット(切断)する為の工具などを思い浮かべてしまった人が居たかも知れませんが、切断の為のカッターではなく、似たような意味でこの”カッター”という言葉が使われている例と挙げると、普通のYシャツよりちょっとオシャレなドレスシャツの”カッターシャツ”が近いです。つまり、車のドレスアップパーツだということです。
マフラーの先端の出口部分にはめ込むだけなので、大きささえ合っていれば、どんな車にも付けることができます。多少サイズが合わなくても、大きい分には元のマフラーの周りに何かを噛ませば付けられることも多く、大抵は好きなものが付けられると考えていいでしょう。あくまでマフラー自体はそのままで、その上に被せるパーツです。
これを取り付けることで、後ろから見た車の外見が結構変わります。最近ではマフラーがノーマルの状態でも見栄えのする車も多くなっていますが、まるでストローのような無骨な筒が出ているだけの車は、どれだけ性能が良かったとしても、それだけで今ひとつにも見えてしまうものです。それを、ただ取り付けるだけでカバーできるのがこのマフラーカッターです。
スポンサーリンク
マフラーカッター取り付けの効果は?
マフラーカッターは、要は見た目をドレスアップさせる為のパーツです。その為、これを取り付けたことで車の性能(排気面)が上がったり、排気音が変化することはありません。逆に、元のマフラーより先端が細くなるものを付けてしまうと、排気性能が悪くなってしまい、性能を落としてしまうデメリットが発生してしまうこともあるので注意してください。(※大抵のものはそうはならない構造になっています)
車のマフラーは、センターパイプ(前方にあるエンジンから、車の下の中心を通って後方まで伸びている排気用のパイプ)の出口になる最後の部分のことで、交換する時にはセンターパイプの先に付いているこのマフラー部分だけを交換します。センターパイプ自体は滅多なことで触りません。
このマフラーには消音機能があり、更に、場合によっては無理矢理ここで排気性能を悪くすることもあります。(※排気性能を悪くして、遭えて馬力を抑える為。最近ではレースに出る際に、そのレギュレーションに合わせるような場合が多いです)
マフラー自体の交換には、消音効果を上げたり、逆に、それを多少大きくしたい、または、ノーマルのマフラーより排気効率を上げて、少しでも性能をアップさせたい(今の車ではあまりこの効果は期待できませんが、多くの車で共通のマフラーを使っていた時代の車では有効なことがあります)という意味がありますが、マフラーカッターはあくまでも見掛けだけの変化に過ぎないので、性能面は全く変わらないということを覚えておいてください。
それだけでも変化させたいという場合には、取り付けることだけでそれがメリットですが、わざわざお金を掛けて性能には全く関係のないパーツを付けることになるという点は否めません。
ちなみに排気性能を上げたり、排気音を変化させるには、マフラー部分ごとの交換が必要です。そういった目的でマフラーを交換したい方はハイレスポンスマフラーを取り付けると良いでしょう。
スポンサーリンク
マフラーカッター取り付け効果がある車は?
マフラーカッターは車自体の性能には全く関係ありませんが、マフラーの先端を縁石などにぶつけて破損してしまった場合や、錆が目立ってきた時にはとても有用なパーツだと言えるでしょう。
異音がする状態になった場合など、マフラーの性能にまで影響するような破損には意味がありませんが、ちょっと先が欠けたくらいの状態なら、これを付けてしまえば全く分からなくなります。また、錆びているマフラーの先端は、車自体をとてもみすぼらしく見せてしまいます。それをカバーするのにマフラーカッターを取り付けるのはとても有効だと言えるでしょう。
よって、このマフラーカッターは誰かに対しておすすめと言うより、マフラーの状態、または、見慣れた車にこれを取り付けて見た目だけでも変化させたいと思った時に取り付けるパーツです。
スポンサーリンク
マフラーカッターの取り付けによる車検への影響は?
注意点として、マフラーカッターを付けたことでマフラー部分があまり飛び出し過ぎてしまうと、車検を通らなくなってしまう可能性があります。この点については、このパーツを購入する際に、どの車に付けるのかを話し、大丈夫かどうかを聞いてみましょう。車に詳しいお店であれば、ただ販売しているだけではないので、そういった点も相談することができます。