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目次
フィアットとは?どんな自動車メーカー?
フィアットはイタリアを代表する自動車メーカーで現在は持株会社であるフィアット・クライスラー・オートモービルズの一部門を構成しています。
フィアットの社名は「Fabbrica Italiana Automobill Torino」の頭文字を合わせたものとなっており、日本語に訳すと「トリノのイタリア自動車製造所」となります。フィアットの創業は1899年で同年には最初の自動車を発売し、第一次世界大戦後にはフォーミュラレースにも参戦しアルファロメオやブガッティなどと競い、大ヒットモデルとなる「トッポリーノ」こと初代「500」を登場させました。
第二次世界大戦ではイタリアを代表する軍需工場となっていたこともあり、爆撃を受けるなど大きな損害を被りましたが、戦後には「イタリアの奇跡」と称される経済成長を遂げることになり、自動車の普及が進む中で「500」や「600」といったヒットモデルを登場させました。
現在では「フィアット」・「アルファロメオ」・「ランチア」・「アバルト」・「フェラーリ」を包括するフィアットグループオートモービルズを形成し、更には2014年に「クライスラー」を完全子会社化することでトヨタ自動車やフォルクスワーゲン、ルノー・ゼネラルモーターズに次ぐ規模の自動車グループを形成しています。
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フィアットの車の特徴は?
フィアット車の特徴(長所・短所)を紹介します。
フィアット特徴(長所)
日本でも扱いやすいコンパクトカーが中心
フィアットの日本でのラインナップはコンパクトカーの「500」を中心にして、500ベースのクロスオーバーモデルの「500X」や5ドアコンパクトカーの「パンダ」が販売されています。これらの車種は最も大柄な500Xでも車幅が1795mmと1800mm以下に抑えられているので、道幅が狭い日本の道路事情にもマッチしています。
オシャレでかわいい車が多い
フィアットは情熱の国であるイタリアの自動車メーカーということもあり、エクステリアやインテリアのデザインのセンスに優れています。その為、国産車や他の輸入車と比較しても個性的でオシャレでかわいい車種が多くなっています。
フィアット特徴(短所)
工業製品としての信頼性が低い
一昔前のフィアット車と比較すると信頼性は確実に向上していますが、それでも故障し難いとされている日本車やドイツ車と比較すると工業製品として信頼性が低いといえます。その為、走行中にエンジンストップするような致命的なトラブルがほぼ有りませんが、エアコンやパワーウィンドウの故障といった電気系統でのトラブルが起きる可能性は少なくないです。
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フィアットの車をおすすめしたい人は?
フィアットの車をおすすめしたい人を紹介します。
オシャレでかわいい個性的な車に乗りたいと考えている人
フィアットの車はどれも個性的でオシャレ、そしてかわいい車となっています。その為、同じ輸入車で人気となっているドイツが実用性を重視した質実剛健なイメージであるのに対して、フィアットはラテン気質の明るくておおらかなイメージとなっており、オシャレでかわいい個性的な車に乗りたいと考えている人にはフィアットをオススメします。
ツインエアーの独特な味を楽しみたい人
フィアットにはツインエアーと呼ばれる2気筒エンジンが用意されています。2気筒ということもあり国産車の3気筒や4気筒エンジンと比較すると大きな振動やエンジン音がします。このツインエアーの独特な味にハマると、他のエンジンでは物足りなく感じるでしょう。
小粒でピリリとした車に乗りたいと考えている人
フィアットの中心的な車種に「500」という車があります。この500は3ドアコンパクトカーで愛らしいキャラクターが人気となっているのですが、この500はただ単にかわいい車であるのではなく、アバルトが手掛けたチューニングモデルとなる「アバルト・595」が登場しており、スポーティな走りが楽しめるモデルとなっています。