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目次
ヘッドアップディスプレイ原理や仕組みは?
ヘッドアップディスプレイとは、HUDと略されることが多い、透過式のディスプレイのことです。つまり、その向こうが透けて見える仕組みなので、自動車で採用する時にはフロントガラスにそのまま投影することになります。
最初からこのHUDが採用されている車は日本車では多くありませんが、外車ではオプションで搭載できることが多々あり、映画のワンシーンでそのような車が出てくる場面が出てくるのを見たことがある人も多いでしょう。日本車ではマツダやレクサスが積極的に採用しています。
車で使うHUDで多く見られるのは、スピードメーターをフロントガラスのワイパー近くの部分に表示するというケースです。タコメーターも同時に表示すると、さながら未来の車のような感じさえするので、とても恰好が良く見えるというものです。
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ヘッドアップディスプレイは後付けできる?
後付けで普通の車をこのように改造するのはそう難しいものではありません。要はスピードメーターなどと連動させた専用のキットの透過式のモニターをダッシュボードに貼り付けるだけなので、やろうと思えば個人でも簡単に行えます。
一時期は流行ったものですが、最近ではあまりそのような改造をした車は見なくなり、その為のキット自体もそれほど見なくなりました。しかし、特に若者の間ではまだまだ人気の装備の1つだと言えるでしょう。
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ヘッドアップディスプレイのメリット・デメリット
ヘッドアップディスプレイのメリット
ヘッドアップディスプレイをフロントガラスに取り付けることで、各種のメーターに目をやらなくてもそれらが確認できるのが最大のメリットです。スピードメーターとタコメーターをそのようにすれば、運転中にミラーを見る時以外、ほとんど前方から視界をずらす必要がなくなります。
それによって、安全運転ができるようになるのは言うまでもなく、運転中のストレス(微妙なスピードの時にちょくちょくスピードメーターを確認する必要など)も極力軽減されるというものです。
ヘッドアップディスプレイのデメリット
しかし、あまり大きく表示してしまうと(これは取り付ける機器や設定にもよります)、逆に視界が悪くなることも考えられるので注意してください。車検を受ける際にも、このヘッドアップディスプレイに関して、あまり視界に影響があると問題になってしまいますが、実際には車検を受けた後に取り付けるというケースがほとんどなので、余計に気を付けないといけません。
また、その表示が面白くてその部分ばかりを見ているようでは、それこそ本末転倒です。このヘッドアップディスプレイは、本来運転を安全にする為に取り付けるものですが、それによって、反って危険になってしまう場合もあるということを覚えておきましょう。
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ヘッドアップディスプレイがおすすめな人は?
ヘッドアップディスプレイがおすすめなのは、車を運転していて、今どれくらいのスピードが出ているのかが感覚的にまだよく分からない初心者の人です。フロントガラスにそれが表示されれば、いちいちスピードメーターに目をやる必要がなくなるので、必然的に安全運転に繋がります。
ただし、最初からこの状態に慣れてしまうと、それが付いていない他の車を運転するのが難しくなることもあるので注意が必要です。できれば最初は普通のスピードメーターで慣れるに越したことはありません。
また、運転自体が仕事だという各種のドライバーにもおすすめです。そのような職業では、スピード違反を重ねて免許を停止させられてしまっては、仕事にならなくなってしまいます。常にそれを気にして運転するのにとても便利になります。
最初の項でも書きましたが、若者が面白がって取り付けるというケースも多いです。確かにこれを取り付けることで、同じ車でも少しグレードアップした気分になれることから、そのような意味で使うのも悪いとは言いませんが、飽きてしまって取り外した時に本来のメーターを見るクセが付いていないと、それが違反や事故などに繋がるケースがあるので気を付けたいところです