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目次
自動ブレーキとは?
自動ブレーキは正式名称を「被害衝突軽減ブレーキ」と言い、自動車に搭載されたレーダーやカメラといった各種センサーからの情報をコンピュータが解析を行い、自車が衝突する危険性が高くなると運転者への警告や、ブレーキといった補助操作などを行うシステムの総称を指します。
現在では新車で販売されている多くの車種にて自動ブレーキが搭載される流れになっており、2017年1月には乗用車の衝突被害軽減ブレーキ義務化の国際基準の策定が、日本政府の提案によって国連の専門会議で行われるなど、世界的に見ても自動ブレーキの標準装備の流れは加速しています。
これは自動ブレーキを搭載したスバル車やボルボ車が非搭載車に比べて事故率を大幅に低下させたことを示すデータが世界各国で出ているからです。
現在の自動ブレーキに使用されるセンサーには、導入コストが安いが検知可能な距離が短い「赤外線レーザー」、検知可能な距離が天候に影響を受け難いが人と自動車を識別できない「ミリ波レーダー」、人や自動車の識別が可能であるが天候に影響されやすい「カメラ」の3種類が代表的な物となっており、これらのセンサーを複合的に使用することでお互いの弱点を補い、様々な条件下でも確実に自動ブレーキが作動するように開発が行われています。
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自動ブレーキの特徴は?
今回は自動ブレーキのメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
メリット1 事故を大幅に減少させることが出来る
自動ブレーキを搭載することによる最大のメリットは、事故を大幅に減少させるということだと思います。
これは事故が起きる前に自動ブレーキシステムが早い段階でドライバーに危険性を知らせてくれる他、衝突が避けられないシーンとなっても自動車が可能な限り速度を落としてくれるからです。
メリット2 任意保険の保険料が安くなる
基本的に任意保険の保険料は車が事故を起こす可能性が高ければ保険料が高くなり、低ければ保険料が安くなります。
その為、同じ車種であっても自動ブレーキの有無によって保険料が大幅に変わります。
デメリット1 車両の本体価格が値上がりする
自動ブレーキは様々なセンサーを使用した高度なシステムとなっています。
その為、非搭載車と搭載車を比較すると車両の本体価格は値上がりしてしまいます。
デメリット2 国際的な性能基準が確立されていない
様々な自動車メーカーから自動ブレーキが販売されていますが、車種によって使用されているセンサーが異なるなど性能基準が統一されていません。
その為、車種によって自動ブレーキの性能が異なるので、自動ブレーキに頼った運転をしていると事故の原因となる場合があります。
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自動ブレーキ搭載車がおすすめな人は?
自動ブレーキ搭載車がおすすめな人について紹介します。
1 高齢者ドライバーの方
人間は老化と共に視覚や聴覚といった感覚や、とっさの出来事に対する反応速度が鈍っていきますが、徐々に鈍っていくので自身では若い人と変わらいと感じてしまいます。
その為、本人では大丈夫だと思っていたとしても、老化が原因により事故を起こしてしまう場合があります。
しかし、自動ブレーキを搭載していることで未然に事故を防いでくれる可能性が格段に上がるので、高齢者ドライバーには自動ブレーキ搭載車が向いていると思います。
2 最新技術に触れてみたいと思っている人
現在の自動車で最も進化するスピードが速い技術の1つに自動ブレーキに関する技術があります。
これは各メーカーが将来の完全な自動運転化を見据えた開発競争を行っており、莫大な予算を掛けて最新技術の獲得を行っているからです。
その為、自動ブレーキに関する技術は各メーカーの最新技術と呼べるものとなっているので、最新技術に触れてみたいと思っている新しい物好きの方は自動ブレーキ搭載車をお勧めします。
3 長距離運転を頻繁に行う人
東京・大阪間のような長距離運転を行うと知らず知らずの内に運転での疲労が溜まり、追突事故を起こしてしまう危険性が高まります。
しかし、自動ブレーキ搭載車ならば衝突の危険性が高まるとドライバーに危険性を知らせてくれる他、万が一の場合には減速を行ってくれます。