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目次
アラウンドビューモニターとは?仕組みは?
アラウンドビューモニターとはバックモニターの一種で、通常のバックモニターは車両の後方をカメラで撮影してカーナビの画面などに表示するので、死角となる車両の後方を映像として確認することが出来る便利な機能となっています。
それに対してアラウンドビューモニターはバックモニターを大幅に進化させたものとなっており、バックモニターが車両の後方のみを確認出来るのに対して、アラウンドビューモニターでは車両の後方だけでなく横や前方も確認出来るようになっています。
これはバックモニターでは後部のみに付いていたカメラが、車両の前後左右の4箇所に増えて、その4つの映像をコンピュータが処理して合成することで、車両の周囲を360度見渡せるようにしています。
その為、車を擬似的に真上から俯瞰して確認する事が出来るので、駐車枠や隣の車との位置関係がよく分かりますし、通常のバックモニターでは死角となる真横や前方に背が低い事が居たとしても確認することが出来るので、「死角に入ってて気付かずに接触」という事故を防いでくれます。
アラウンドビューモニターは各メーカーで名称が異なっており、全周囲モニターや、パノラミックビューモニター、マルチビューカメラシステムとも呼ばれいますが、基本的なシステムの概要は同じとなっています。
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アラウンドビューモニターの特徴は?
アラウンドビューモニターの特徴(メリット・デメリット)を紹介します。
アラウンドビューモニターのメリット
車両の周囲を一目で確認できる
アラウンドビューモニターでは車両の前後左右に装着されたカメラからの映像をコンピュータが合成してモニターに表示するので、一目で周囲の状況を確認することが出来ます。
車の死角を無くすことが出来る
車の前後左右には運転席から見えない死角がどうしても発生してしまいます。その為、死角に子供が隠れていると気付かずに接触して事故になるケースが少なくありませんが、アラウンドビューモニターでは擬似的に車両を上から俯瞰して確認することが出来るので、気付かずに接触する可能性を大幅に減少させることが出来ます。
アラウンドビューモニターのデメリット
自身の目で確認しなくなる
アラウンドビューモニターがあるとモニター画面に集中すれば周囲の状況を一目で確認することが出来るので、自身の目で周囲を確認しなくなる可能性があります。アラウンドビューモニターは非常に便利な機能ですが、全てを確実に把握する訳ではなく何らかのエラーが生じて一部分だけ映らなく可能性も否定出来ません。その際に周囲の確認を怠っていると人や物に接触してしまう危険性があります。
エクステリアデザインが不恰好になる
アラウンドビューモニターでは車両の前後左右にカメラを装着する必要があり、ある程度はデザインでカメラの存在を隠すことが出来ますが、フロントマスクではカメラの存在が目立って不恰好になる場合があります。
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アラウンドビューモニターのおすすめな使い方(おすすめな人)
駐車に不慣れな人
バック駐車や縦列駐車では後方だけでなく、側方や前方も同時に確認する必要があります。しかし、駐車に不慣れな人は後ろだけに集中してしまい、車や人が近付いていることに気づかずに接触してしまうことがあります。しかし、アラウンドビューモニターを使用すると1つのモニターで車両の周囲を同時に確認することが出来るので、近付いている人や物を見落とす可能性を減らす事が出来ます。
また、アラウンドビューモニターでは自車を中心に上から俯瞰的に見る事が出来るので、駐車枠の中に車を入れやすくもなっているので駐車に不慣れな人にアラウンドビューモニターをオススメします。
車の死角を無くしたい人
どの様な車種であっても前後左右にドライバーから見えない死角が発生するので、車の運転に慣れた人であっても駐車時に気付かず接触してしまうことがあります。その為、死角を少しでも無くしたいと思っている人はアラウンドビューモニターの装着をオススメします。
下取り価格を少しでも高くしたい人
一般的にアラウンドビューモニターはメーカーオプションとなっている事が多く、社外製品よりもカメラの存在が目立たないように配慮されています。しかし、メーカーオプションは後から注文することが出来ないので、メーカーオプションでアラウンドビューモニターを装着した車は、未装着車よりも下取り価格が高くなる傾向にあります。