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スロットルコントローラーとは?効果はアクセルの開度調整
車を走らせるには、アクセルペダルを踏んでエンジンを回す(※完全な電気自動車はまた別物なので、ここでは除きます)必要がありますが、このアクセルを踏む強さ(=アクセルの開け方)によってエンジンの回転を調整します。自転車で言うと、漕ぐ力を自分で調整するようなものです。
車ごとにどれくらい踏むことでどれくらいまでエンジンの回転数が上がるのかが決められていますが、ある程度自分の好きなようにこれを調整する効果があるのがスロットルコントローラーです。
例を挙げると、アクセルを3センチほど踏み込むと2000回転くらいまで上がる車にこのスロットルコントローラーを取り付け、同じく3センチで3000回転まで上がるようにと調整する効果がある訳です。
つまり、アクセルワークをある程度の自分の好きなようにセッティングできるので、出だしが鈍いと思っているような場合にはこれを取り付けて、ノーマルの状態よりアクセルを回るように設定することがかなり有効な効果があります。逆に、自分にはこの車はパワーがあり過ぎると思う場合にも、アクセルを踏んでもそれほどエンジンが回らないようにスロットルコントローラーによって設定をすれば安全に乗れるような効果が出ると言えるでしょう。
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スロットルコントローラーの一番の効果はアクセルワーク改善
スロットルコントローラーでアクセルの開け方を調整できる効果があるのは、この装置がECUと呼ばれる車に搭載されている電子プログラムに介入するからです。
最近の車のアクセルは電子制御スロットルという仕組みになっており、踏んだ力をデジタル的に処理し、それによってスロットルワイヤーを引く力(=エンジンの回転数)が決まるようになっています。つまり、ゲームのアナログコントローラーのようなものだと考えると分かりやすいと思います。
スロットルコントローラーによってもたらされる最大のメリット効果は、これによって自分の車のアクセルワークに対する不満が解決できる可能性が高いことです。もちろんあまり極端な設定はできないようになっているので、付けたことで安全性にそれほど影響や悪い効果が出ることはないと考えていいでしょう。
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スロットルコントローラーのデメリットは非対応車と取り付け作業
スロットルコントローラーにもデメリットはあります。
よくあるデメリットとしては、取り付け不可能な車種が存在することです。昔の車はアクセルペダルが直接スロットルワイヤーに繋がっていたので、そのまま物理的にペダルで回転数を調整していましたが、そういう車にはスロットルコントローラーは当然対応していません。よって、比較的最近の車にしかスロットルコントローラーは取り付けできません。
また、車によって必要なオプションパーツが異なるというデメリットもあります。購入する際にはそこに注意してください。例えばトヨタ社用の取り付けパーツ一式などと本体とは別に売られているように、メーカーごとに対応ハーネス(接続ケーブル)が違うと考えておくといいでしょう。
それ以外のデメリットとして、簡単に取付できないという点が挙げられます。
スロットルコントローラーはアクセルペダルとECUの間に割り込ませる装置となっており、電源も車から供給します。その為、スロットルコントローラーの取り付けには電気配線や車のパネルを取り外す等の技術と知識を必要とします。デメリットと言えるかは人それぞれとなってしまいますが、あまりそういったことが得意でない方は専門の業者に取り付けを依頼することをお勧めします。
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スロットルコントローラーをおすすめしたい人
ここまでに説明をしてきたように、このスロットルコントローラーを取り付けると、アクセルワークを自分なりの設定にできるという効果から、今の車のそれに不満がある人には是非おすすめしたい装置です。
ただし、これを取り付けたことでパワートレインの出力自体まで変わる訳ではありません。とれだけ鋭くエンジンを回るように設定したとしても、最高馬力は全く一緒のままです。10センチまで踏み込めるアクセルで、6センチくらいでもう最高回転数に達するように調整した場合でも、それ以上は踏み込んでも6センチの状態と同じだということです。その為、車のパワーアップパーツとはならないので、ここを勘違いしないようにしてください。
逆に、スロットルコントローラーによって出力を落とす効果を得ることも可能です。上の例で最高の10センチまでまで踏み込んでも5000回転(レブリミットが7000回転とします)までしか上がらないように調整をすれば、どれだけアクセルを踏んでもそれほどパワーが出なくなります。このようなスロットルコントローラーによるデチューン(性能の退化)とも言える設定は、年配の人の車に対して事故防止の為に実際に行われている事例もあります。
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スロットルコントローラーは車検は大丈夫?
スロットルコントローラーを使うと、メーカーが想定しているその車なりのアクセルワークをいじることになるので、車検について考えてしまうかも知れませんが、無理にパワーアップさせる訳ではないのでそれを気にする必要はありません。実際にスロットルコントローラーを取り付けたままでも車検を問題なく通ることができます。
不安な方は取り付ける前に車検を受ける整備工場、またはディーラーに大丈夫である旨を確認してから取り付けましょう。また、手間ではありますが車検の前にスロットルコントローラーを取り外すことも手段の一つです。