ABSの仕組みは?どうやってブレーキを制御するの?

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ABSの仕組みは電子制御の1つ?

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)はその名前の通り、タイヤのロックを防止する電子制御システムです。車にはこのABSのような電子制御と呼ばれるドライバーの補助機能が多く存在しますが、その中の1つです。

車が走っている状態でフットブレーキを掛ける(アクセルペダルと並んでいるブレーキペダルを踏む)と、その強さによって各タイヤに物理的な圧力が加わって減速します。これは、自転車でブレーキを掛けた(ブレーキレバーを握った)時と一緒で、掛けた強さによって制動力が変わり、早く減速したい時には強くブレーキペダルを踏みます。

ただし、あまり強く踏んでしまうとダイヤがロックしてしまい、反ってスリップしてしまうことも少なくありません。特に滑りやすい砂利道や雪道ではこのロック状態になってしまうと、とんでもない方向に車が曲がってしまうことも多いです。

それを防止するのがこのABSによる電子制御です。ブレーキペダルを踏んだことでタイヤがロックすると瞬時にコンピュータが判断すると、ロックしないギリギリの所までしか制動しなくなります。特に雪道を多く走る車には必須の電子制御だと言ってもいいくらいです。

その為、これが搭載されていると、例え強くブレーキを踏み過ぎてしまった場合でも、かなりスムーズに止まることができるのです。

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ABSは元は航空機の技術

このABSという電子制御が一番最初に搭載されたのは車ではなく、実は航空機です。ご存知の通り、航空機は着陸の際に滑走路内で止まることができないと惨事にもなってしまいます。止まる為に無理にブレーキを掛けたことで車輪がロックしてしまい、あらぬ方向へ機体が曲がってしまったり、止まれなくなっては大変です。

そこで、このABSという機能が開発され、次々と搭載され始めたのです。現在の主だった旅客機や戦闘機にはこのABSがもれなく搭載されています。

次にABSが搭載されたのは、F1レースに参加するマシンです。時速300キロを超えるような速さで走るF1マシンはコーナーの手前で急な減速が必要ですが、その際にタイヤがロックしてしまうとコントロールを失ってしまいます。それを防止する為に1993年頃から各チームのマシンに搭載され始めましたが、それではドライバー同士のブレーキ技術に差が出なくなってしまうので、現在では禁止されています。他の車のレースでも今では禁止されていることがほとんどです。

このABSだけでなく、F1の技術が市販車に応用された例は決して少なくありません。ただ、そのF1の方でその後に禁止になってしまったものも多いのは、それだけ運転技術を補ってくれるからに他なりません。

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ABSにも弱点がある?

ABSが確かに安全面を考えると有用な電子制御なのは間違いありませんが、これが搭載されていると反ってブレーキの感覚が掴みにくい場合もあるのです。

ABSはブレーキを踏んだ力を瞬時に測定し、タイヤがロックしてしまうかどうかを見極めます。ロックすると判断した場合には、そのギリギリのところまでしかブレーキが掛かりません。

その為、ABSが搭載されていると、いくら強くブレーキを掛けても最大で掛かるタイヤへの制動力が変わらなくなります。分かりやすいように例えると、ブレーキの強さに0~10の段階があるとして、8以上でロックしてしまう場合、どれだけ強くブレーキを掛けても8未満の力でしか制動しなくなるということです。

よって、一瞬だけロックさせることで、そのスリップによって車体をうまく曲げる(いわゆるドリフト行為)というレースで使うこともある高等技術や、似たような行為はこのABSがあると行えなくなります。一般の道を普通に走る場合にはあって困ることはない機能ですが、卓越した運転技術のある人にとっては反ってABSによる制御が邪魔になってしまう場合があるということです。

その為、スポーツカーでは高額な車でも遭えて搭載していないこともあり、一概に絶対に付いていた方がいいという機能でもないのです。

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